こんにちは。
先日の35℃越えの暑い日を経験して、今日の30℃くらいは涼しいと感じます〜。
さて、今週はイギリスのお菓子を作ってました
小作品に使う予定のお菓子たち。
イギリスで有名な定番のお菓子を作りたいな〜と思って、いろいろ考えてこのコたちに
なりました。それぞれご紹介♪
(長くなりますので、お時間のある時に読んで下さいませ)
まずはScone(スコーン)
・・・若干黄色くなり過ぎましたが、バターいっぱいということで。
アフタヌーンティー=スコーンと言ってもいい程の定番ですね〜。
イギリスの田舎では、よくCREAM TEA(クリームティー)という看板を見かけます。
これはミルクティーって意味ではありません。スコーンと紅茶のセットを言います。
なぜ、クリーム?と思うかもしれないですが、スコーンにはたっぷりのクロテッドクリーム
とジャムを付けるのがイギリス流。
クロテッドクリーム、、、ご存じの方も多いでしょうが、ちょっとご説明。
簡単に言うと生クリームとホイップバターの中間のような感じ。濃厚なのに後味さっぱりと
いう不思議なクリーム。(多分カロリーはすごい?)
イギリス人のスコーンの食べ方は、一口大に割ったスコーンにジャムとクロテッドをてんこ盛り
(大体スコーンの3倍くらい)にするのが普通で、ほぼクリームを食べているような感覚なので
クリームティーという表現もまんざらおかしくないな〜と思ってます(笑)。
田舎に行くと当たり前のこのクリーム、ロンドンだと4:1くらいの割合でクロテッドじゃなく
生クリームが出てくる気がします。
1週間という短い英国滞在で同行者にクロテッドを食べてもらいたい!と思って、結構
フンパツしてアフタヌーンティーの有名なティールームに行ったけど、出てきたのは生クリーム。
あの時のガッカリ度と言ったら、、、。
その後、数件メニューをチェックしてみたけれど、なかなか見つからず、帰る日の前の日になって
泊まっていたホテルのカフェにクロテッドがあることが判明! すべりこみセーフでいただけた
という・・・。 このホテル、飛行機とセットの安いチェーンのホテルで、しかもアメリカンタイプ
のホテルだったから、まさかと言う感じ。。。
ロンドンでクロテッドのアフタヌーンティーが食べたいという人はどうぞお気をつけを
あぁスコーンだけで長くなっちゃいました。他にもスコーンネタあったんですけど、またの
機会に♪
ミニチュアのスコーンは数を作りましたので、単品売りのアレンジも考えたいと思います。
クロテッドクリームも付けたいな!
イギリスのケーキで多分一番有名なのは Victorian Sandwich(ヴィクトリアサンドイッチ)。
またこれもトリッキーな名前で、メニューにあったら普通のサンドイッチと間違えそうですが
、、、スポンジケーキを横2つにカットして、生クリームとジャムを挟んだもの。
そう聞くと、とってもシンプルなケーキなのですがヴィクトリアン女王が好んだこのケーキ、
当時のものとしては贅沢だったのでは?と想像されます。
こちらは Sticky Toffee Pudding Cake(スティッキー・トフィー・プディングケーキ)。
このキョーレツな名前のケーキ(スティッキーはベタベタとかネバネバという意味)、
私は最後にイギリスを訪れた時まで知らなかったのですが、イギリス人いわく誰でも
知ってるとっても人気のあるケーキとのこと。
いくらスイーツ好きとは言え、一瞬この名前でひるんだのですが、食に関してチャレンジャーな
私はレストランでたのまずにはいられなかった!
お味は想像していたより・・・食べられました(笑)。甘かったけど、完食しました。
イギリス人、トフィーとかヌガーとか甘いチョコとか大好きですからね〜。人気があるの
分かるような気がします。
こちらはMince Pie(ミンスパイ)。
クリスマスにも食べられるドライフルーツとナッツが入った甘いパイなのですが〜
英語ができる方は「???」と思われるのでは。。。Mince(ミンス)ってひき肉って
意味なのです。(これまた間違えそう!)
その昔は、ひき肉が入ったパイだったのだそう。その時の名残りでバターではなく
現在も牛脂を使っているそうですよ。
↓この可愛い色のお菓子はFondant Fancy(フォンダンファンシー)。フレンチファンシーとも
呼ばれています。名前と言いフランスのお菓子っぽいんですが、イギリスのお菓子。
小さくカットしたスポンジ生地にバタークリームが塗られていてお砂糖を溶かして作った
フォンダンがかかっている、、、という甘そう〜なお菓子!(未経験でございます)
1970年代頃に作られたお菓子らしいので、イギリス菓子としては新参者です。
庶民的なお菓子らしいので、アフタヌーンティーのセットの中には入っているか分からない
ですが(3段のお皿が出てくるようなアフタヌーンティーはちょっと高級なので)、
地味な色の焼菓子が多いイギリスのスィーツの中に、この色の可愛さを入れたかったん
です♪
こちらはシンプルにチョコを挟んだクッキー。もう少しショートブレッドっぽくすれば良かった
かな〜。
前回お花の画像がイマイチだったので、再度一緒にアップします〜↑。
で、もう一品。アフタヌーンティーに忘れちゃいけないキュウリのサンドイッチ!
高級なイメージのアフタヌーンティーに、なぜキュウリ!?って思っていたのですが、
調べてみたら、産業革命で農地がなくなりキュウリの栽培にも適していなかったイギリス
ではキュウリは高級品で、ふるまえるのは貴族のステイタスだったのだとか!
労働者階級は努めてカロリーの高い物を取っていたので、カロリーの低いキュウリを
食べること自体、身分が高いということだったらしい〜驚
そもそも、なぜアフタヌーンティーが始まったのかと言うと、、、
時代は1840年代頃にさかのぼります。当時の上流階級では昼食の時間が早いにも
かかわらず、夕食は観劇やオペラなどが終わった夜の9時過ぎからと遅かったため、
ベッドフォード侯爵夫人という方が午後3時から4時の間にお茶と簡単な食事を
とることにしたのが始まり。せっかくおいしいものを食べるのだからと友達を誘って
いるうちに評判を呼び、上流階級の夫人の間で流行したらしいのです。
時代は変わって、庶民でもこの優雅な風習を味わえるなんて、ありがたいですね
あぁどこかでアフタヌーンティーしたくなってきたぁ〜。
指にのるキュウリサンド
ちょっと画像が悪いのですが、、、
製作途中の写真。
本物のサンドイッチを作る工程と一緒!
初めにパンを作って、三角にカットして、キュウリも輪切りに。(キュウリは挟むと見えないと
思って真ん中の種付けてませんが〜)手前のはバター(色の塗料)を塗っている筆です。
おままごとしているみたいで楽しかった(笑)
夜中にお仕事でこんなことしてる私って浮世離れしてるな〜と思いながら作ってました。
今回のブログはミニチュアから大分外れましたが、、、こんなアフタヌーンティーの
バックグラウンドを知っていただきつつ、私のこの小さな作品を見ていただけると
嬉しいです
来週には完成してるかな〜。
もう少し小物を作ってからまとめます。
ショップのセールは7/29までおこなっていますので、まだゆっくりお買い物下さいね。
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どうぞよろしくお願い致します。
デイリー・アンティークスミニチュア専門店
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