こんにちは(^-^)!
毎月毎月ホント、ぎりぎりで申し訳ございません(汗)。。。
更新作業を進めている途中ではありますが、昨日やっとお菓子屋さんのドールハウスを
撮影しました。あまりお天気は良くなかったのですが、、、(;´Д`)
今日はちらちらとお日様が出ています。今日だったら良かったかー!
・・・というわけで、あまり写りが良いとは言えないのですが、またホームページの方に
私の妄想物語を書いてまして〜このストーリーには、何だかこのぼんやりとした写真が
意外とピッタリ合っているのかも?と前向きにとらえています(笑)。
大した文章ではありませんが(;'∀')暇つぶしにお読みいただけたら幸いです。
リンク貼っておきます。
http://www.daily-antiques.com/dh20.html
ここではドールハウスの画像とともに製作のお話を。
はい。前景はこんな感じです♪
前にもお話しましたが、ホワイトキッチンとほぼ同じサイズ。かなり横長です。
ショーケースを置く前は、脇にドアもあるし、かなり廊下っぽかったです^^。でも廊下、、、
結構好きなんですよね。私の理想は赤坂迎賓館の廊下です(笑)。あそこに住みたい(笑)!
右サイドはドアなのですが、左サイドを見ていただくと・・・
例の水色のデザートテーブルが置いてあります☆
製作中小出しに画像をお見せしてましたが、皆さんのご想像はどんなだったでしょうか?
テーブルにはホールケーキ、ショーケースにはプチフールと決めていました。
秘密の小部屋的な感じなので、がっつり見えませんが〜
くるっとひっくり返すと、横サイドいっぱいを使ってショーウィンドーにしてあります♡
ここは内緒にしてました・・・(*´з`)
(手前にプラ板入れている為、反射などでくっきり写っていませんが)
ここから見える配置を全て考えて、その奥まで作ってあります。
こちらサイドの全景はこんな感じ。
いつか使いたいと思ってお取り寄せしていたファサードを全面に使いました。
気に入って取り寄せしたものの、結構大きいのでどうやってドールハウスに使うか?しかも
かなりなクラシック度合いなので、インテリアが限られるかしら?としばらく持て余して
いたもの。
・・・にしても、このファサード、石膏風のセラミックでできているんだけれど、物自体が
反っていて(このメーカーよくある)それを調節するのが大変でした。
こちらサイドをショーウィンドにすることは決めていたのですが、最初はこのファサードに
しようとは思っていなくて、後からのシンデレラフィット!( *´艸`)しかもテーマもピッタリで
・・・物に呼ばれる、とは正にこのこと?
(怖い響きがするかもしれないけど、私はアンティークを扱っていた者なので、物がこちらを
選ぶ、と言うことを信じていますし実際そういうことが何度もありました。逆にデザインが
すごく良くて気に入っても、手に持った時に何か違う感覚、、、第6感的なこと?を感じる時には
買いません。フィーリングが合わないんだと思います。霊感とかはあまりないんですけどね!
でもまさか、アンティーク以外にもこんなことがあるとは思ってもみませんでしたー*'ω'*)
以前からお話しているように、このドールハウスのテーマの1つは”エンパイアスタイル”。
フランス語ではアンピール様式と言い、(厳密ではありませんが)1800年代前半の
ナポレオン皇帝時代に流行ったインテリアスタイルのことを言います。
ザックリ言ってロココの次のスタイル(ザックリ過ぎる?)と言えば分かりやすいでしょうか?
(ナポレオンは若い頃、ロベスピエールの支持者だったというから歴史はつながっている〜。
ロベスピエールはフランス革命からその後の恐怖政治を行った主要人物。ベルばらファンなら
ご存じですよね^^;?)
ロココが曲線を使ったどちらかというと過美なくらいのかわいらしさなのに比べて、アンピール
様式は、直線的でシンプルなデザイン(ロココに比べるとという意味☆)左右対称シンメトリー。
古代ローマ・ギリシア時代のデザインに影響を受けたモチーフが使われています。
(だから第二次新古典主義様式と言われている)
スウェーデンのグスタヴィアン様式はアンピール様式を元にスウェーデンで独自の変化をしたもの
です。
建物で言うと凱旋門やマドレーヌ寺院など。豪華さや”いかつさ”も時にあるスタイルなんだけど
私が目指したのはジェーン・オースティンの世界。”傲慢と偏見””エマ”などを書いたイギリスの
女性作家さんです。昔Pride & Prejudiceの映画を観た時、そのあまりのかわいさに目がハートに!
(コレ死語?)またお洋服もハイウエストなナチュラルスタイルでかわいいんです〜〜〜!
この時代のお洋服はどちらかというと可憐な物が多くて、その後のエドワーディアン様式(1901-
1910または1914)にも通じるものが! 実際リバイバルが流行ったようで、大好きな画家
ケイトグリナウェイやルメールのイラストにも度々出てきます。私は色んな時代のかわいいものが
好きですが、リバイバルという点では意外とつながっていたりします。
テーブルの上のケーキは両側から見て美しく見えるよう、何度もセッティングし直しました。
布使いはアンピール様式には欠かせない!と思っていたので絶対付けたかったのですが
この面の幅が狭いので下手するとケーキが見えなくなってしまう為、結構気を遣いました。
下にリボンを付けたことにより少し動きが出たかなぁと思っています。
コレです! やり直した看板〜!
(お暇な方は以前のブログで確認してみて下さい☆)
製作途中段階では、ただ紙を貼り付けただけでした。最後の方になって、どうしてもその
ちゃっちさが気になってしまい、立体的にすることに。ほぼイチかバチか!
プラ板を入れてフレームを粘土で作りました。失敗しなくて良かった( ;∀;)。
小さな真珠、という意味のお店なのでここにも貝殻モチーフを使っています。
あとは壁に付けたキャンドルスタンドと、ショーケース下の3つのモチーフも貝殻デス♡
ほらほら、見て下さい♪
ショーケースの両脇に貼ったモチーフはコリント柱のような形でギリシア建築を思わせませんか?
たまたま輸入品の仕入れの時に見つけたものだったのですが、テーマにピッタリでした!
でもサイズが分からなかったから、大きいのが来たら後ろの壁に付ける予定でした。
そうだったら、また違う雰囲気のドールハウスになっていたかもしれませんね(^-^)。
はしょりたくなるコーニスも黙々と作りましたよ!
製作中には急遽変更、ってことは度々起こります。
このショーケースは、もともとは普通のケース通りガラスが被さっているように作ったのですが、
入れてみたらプラ板によってケーキが鮮明に見えなくなってしまいました。多分本当にクリアな
プラ板もあるのでしょうが、入手できそうになかった為ショーケースの雰囲気は残しつつ、前を
開けることに。
下にもプラ板で台を作ったので、それほど違和感なく仕上がりました。
ケーキ達がきれいに見えます☆
それに伴って、前面はオープンの予定だったのですが埃除けにプラ板を入れることに。
写真は光ってしまうのでプラ板を外して撮影していますが、実際全面は覆われた状態に
なります。プラ板は一応開閉できるようになっています。
キャンドルの色はブルー系にしました。
アイスクリームパーラーで使ったお気に入りの色です。他の色も考えましたが、テーブルの水色と
揃えることに。テーブルは第一案ではドアと同じトフィーイエローだったので、そうしていたら
キャンドルも色が違って、また全体的に違った感じになったかもしれません〜。
色に関しては、そもそも壁の色が当初思い描いていたものからだいぶ変更になったので、全体的な
雰囲気は随分変わってしまったのですが、最終的には私らしい雰囲気に仕上がったかなと(^-^)♡。
ショーケースの上には、取り分けたケーキとケーキの箱を置こうと初めは計画してましたが
美しくないので箱は却下。ケーキの値札も作る予定でしたが、種類が多くごちゃごちゃしそう
なことと、値札でケーキが見えなくなるのも嫌だったのでやめました。
この辺はある程度出来てからの最終調整です。
あくまで頭の中で想像していた物が全て思い通りに作れるわけはなく(作れる人も世の中には
いると思うけど)ケースバイケースでより良いと思うほうを選んでいく、というのもドール
ハウス作りのおもしろいところですよ!
だって出来上がりがどうなるのか自分でも分からないんですから(笑)♪
・・・でもここだけは変更しない、ってところも残しといて下さいね。
既成のトングが見つからず、あれやこれやの試行錯誤の上、粘土で自作しました。
接着しちゃうから動かなくても大丈夫でした。
あまりよく見えないんですけどネ。
こちらのドールハウスは、31日の更新時にウエブショップで80000円で販売いたします♡
お安くはないのですが、53個もケーキを作ったので、かなーりお買い得だと思います。
本当はギルドショーに持って行けたら、とも思っていたのですが、大変残念ながら11月の
ミニチュアショーもコロナウイルスの為に中止が発表されました(>_<)・・・あー
がっくり。
また来年、元気に皆様に会えますよう日々精進と健康に気を付けたいと思います。
皆様もどうぞお気をつけて!そして、こんな世の中でも楽しい生活が日々送れますように!
それでは、明日21時より♡よろしくお願い致します。
バックストーリーはこちらから↓ (^-^;しつこい?
http://www.daily-antiques.com/dh20.html
デイリー・アンティークスミニチュア専門店
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